こんにちは。ワーク太郎です。
今回は、高年収サラリーマンが嵌まる4つの罠と
豊かな生活を得る3つの方法について
考えてみたいと思います。
どのようにすれば、
豊かな生活を得ることができるのでしょうか?
一般的に大企業に就職し、昇進をして
年収を上げることが一番の早道と考えられており、
一つの基準として年収1000万円が目安となっています。
ところが、年収1000万円に到達しているサラリーマンの
生活が苦しいという例は実は結構多いです。
年収1000万円なのに生活が苦しい理由
①所得税が上がる
日本の税金は累進課税制度であり、
所得の多い人ほど多く税金が取られます。
所得額に対する税率を表に示します。
【所得額が300万円】
【所得額が800万円】
【所得額が1000万円】
となり、
所得額が増えるにつれ、所得税が跳ね上がります。
年収が500万円の場合、
控除などで課税される所得金額は
ほとんどの場合、330万円以下に収まるため、
税率は10%に収まりますが、
年収1000万円の場合、
課税される所得金額は330万円以上となり、
税率は20%以上になります。
このため、年収1000万円の人は年収500万円の人と比べ、
所得税率が2倍以上になるため、
税金の負担は大幅に増加してしまいます。
No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁 (nta.go.jp)
※詳しい税率については、
上記のサイト「国税庁のホームページ」に記載されています。
②健康保険料や厚生年金保険料が高くなる
健康保険料や厚生年金保険料は
全員が一定額を納めるのではなく
収入に対して、一定の割合を納める必要があります。
このため、年収が上がるほど
多くの負担を強いられることになっています。
健康保険料の計算 - 高精度計算サイト (casio.jp)
※上記のサイトで給与や賞与の報酬額ごとの
健康保険料の計算ができます。
③児童手当が減額される
子どものいる家庭の場合、毎月、児童手当が貰えますが
年収によっては、貰える金額が減少してしまいます。
これは所得制限限度額と言われ、
扶養家族の構成によって、
児童手当カットに該当する年収が異なります。
扶養家族が子どもが二人で配偶者が専業主婦の場合、
年収960万円を超えると児童手当が10,000~15,000円が
5,000円に減額されてしまいます。
また、2022年10月以降は、
年収1200万円を超えると支給自体が無くなってしまいます。
年収1000万円で3歳以上の子どもが二人の場合は
5,000円分が減額されると月に1万円の差となります。
年間で12万の差が付きますので、
かなり大きな金額の差となります。
児童手当制度のご案内: 子ども・子育て本部 - 内閣府 (cao.go.jp)
※児童手当の詳細は、内閣府のホームページをご確認ください。
④生活費が増加する
最後は人の特性の話になりますが、
年収が上がりますと、段々と生活水準が上がってきて
生活にかかるコスト(生活費)が増加する傾向にあります。
年収1000万円ですと、
住む家が少しだけ豪華、乗る車は少し高め、
外食も少し単価が高い店など自然とお金を使いだします。
また、一般的には稼いでいる人と認識されるので
少しずつ見栄にお金をかけだします。
でも、実際は税金や健康保険料などが上がり、
児童手当も減額されます。
このため、実際に使えるお金はあまり増えておらず、
それにもかかわらず支出が大きくなっていることから
家計が苦しくなっている人は結構います。
高収入貧乏を防ぐ3つの方法
①共働きにして、世帯年収1000万円を目指す
高収入貧乏に対する一つ目の対策として、
個人の年収ではなく、世帯年収として
1000万円を目指すということが挙げられます。
個人で年収1000万円を超えると税金は上がり、
児童手当も打ち切られてしまいます。
そこで、自分と配偶者でそれぞれ年収500万にし、
世帯収入で1000万円とすると、
税金も上がらず、児童手当も受給でき、
世帯所得は個人で年収を上げるより効率的に増加します。
ただし、共働きになると、
家事と仕事の両立という課題が生じますので、
家事を行うために極力残業をせずに家に早く帰るなど
配偶者と働ける環境を整えることが非常に大事です。
また、共働きで世帯を支えることは
病気やリストラのリスクヘッジの観点からもおすすめです。
ただ、共働きを継続するには、
二人の勤務地の選定が重要になってきます。
https://worktaro.blogspot.com/2021/03/blog-post_27.html
②年収2000万円以上を目指す
年収1000万円では、
そんなに手取りが増えていないにも関わらず、
手当が打ち切られるので生活が苦しくなります。
そこで、年収2000万、年収3000万と
もっと上げてしまう方法があります。
ただ、この方法は一般企業では難しく、
コンサル、外資系金融、医者、高収入フリーランスなど
特定の職種でないと難しいと思います。
高収入が狙い方については、
過去に紹介した「Youtube年収チャンネル」
を視聴して頂くことが効果的と思います。
過去記事:【無料学習Youtube⑦】年収チャンネル(高収入を目指すならこの動画!)
③生活水準(生活費)を上げない
そもそも、年収1000万円になっても
年収500万円の人と同じ生活水準であれば、
生活に困ることはありません。
年収に応じた生活をするのではなく、
自分に必要なものは何かを考え、暮らしていきましょう。
【住居関係】
過去記事:【生活】住居の購入にはご注意を(社会人のお金使い方①)
【車関係】
過去記事:【生活】車の購入にはご注意を(社会人のお金使い方②)
【生活関係】
まとめ
年収1000万円の生活が苦しい理由
①所得税が上がる
②健康保険料や厚生年金保険料が高くなる
③児童手当が減額される
④生活費が増加する傾向がある
対策方法
①共働きにして、世帯年収1000万円を目指す
②年収2000万円以上を目指す
③生活水準(生活費)を上げない
年収が上がったとしても、
想像しているほど使えるお金は増えないものです。
年収があがる後が上がる前と生活水準であれば
年収の上昇分を貯蓄に回せますので、
徐々に豊かさを感じれるようになってくると思います。
年収ではなく、実際に使える所得(手取り額)が
いくらかを常に意識することが大事ではないでしょうか?
以上、ご参考になれば嬉しいです。
ではまた。
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